osl-for-csa †
これは何? †
OSLのサブセットです。CSAの「コンピュータ将棋選手権使用可能ライブラリ」と
なったため,Version 0.1は2005年以降,Version 0.2は2006年以降,Version 0.3は2007年以降の世界コンピュータ
将棋選手権, Version 0.4は2008年以降の世界コンピュータ
将棋選手権,Version 0.5は2009年以降の世界コンピュータ
将棋選手権で利用いただる予定(申請予定)ですが,機能の追加,パーフォーマンスの改善等の改良がおこなわれているので,
Version 0.5以降の使用をお勧めします.
参考: http://www.computer-shogi.org/library/
ダウンロード †
- Version 0.5 (2008-12-26 公開)
- Version 0.4 (2007-12-10 公開)
- Version 0.3 (2006-12-28 公開)
- Version 0.2 (2005-12-15 公開)
- Version 0.1 (2004-12-15 公開)
Version 0.1から0.2への主な変更点 †
- 詰将棋機能の強化
- 評価関数
- 手生成
- 敵玉の8近傍に利きをつける手生成ルーチンの追加
- その他,駒の種類や手筋に対応した細かいて生成ルーチンの追加
- 通常探索
- 静止探索
- 静止探索で生成するための手生成ルーチンの追加
- 静止探索でのprobcutの導入
Version 0.2から0.3への主な変更点 †
- 評価関数
- 駒の価値に対する非線形な評価を可能にするコードの追加
- 手生成
- 通常探索
- 静止探索
Version 0.3から0.4への主な変更点 †
- 評価関数
- 大駒のmobilityを評価に入れることを可能にするコードを追加
- 通常探索
- 並列探索用コードの効率化
- ELO ratingに基づく探索延長
- 静止探索
- その他
Version 0.4から0.5への主な変更点 †
注意事項 †
- コンパイル方法などはOSL本体のドキュメントを御覧下さい
- テストプログラムも同梱していますが、テストデータがないため正常に動かないテストがあります。一部のテストデータはGPS将棋と共に配布されています。(GPS将棋のデータは選手権では使えません)
(参考)GPS将棋におけるデータ作成方法 †
osl-for-csaにはGPS将棋が使っているデータセットは含まれていません。
- GPS将棋のデータは選手権では使えないためです。
- (参考)選手権と関係なく試してみるのであれば、gpsshogiのバイナリ版等をダウンロードすれば入手可能です。
ともあれ、選手権に参加される場合で、(osl-for-csa同梱の弱いデータ以外を使いたい場合は)、これらのデータをご自身で作成される必要があります。データの作成には様々な方法が考えられると思いますが、GPS将棋がどのようにデータを作成しているか参考にされたい場合は以下をご覧下さい。
- 評価関数
- osl/eval/ppair
- gpsshogi/sample/ppair あたり。棋譜をもとに調整
- osl/sample/eval/ppair 上記で作られたものをアドホックに修正:(
- osl/eval/experimental, progress/experimental (0.6以降の予定)
- gpsshogi/sample/eval/ あたり。棋譜をもとに調整
- 実現確率 osl/rating
- gpsshogi/sample/category/rating のあたり。棋譜を元に調整。
- osl/sample/rating のあたり。副次的な統計を取って調整。