* バイナリ版の使い方 [#l163fc22]

バイナリは環境ごとに用意されているので、お好きなものを入手します。同じ種類のものが同梱されています。

gpsshogi-bin-<SMP対応か否か>-<OS>-<ARCH>.tar.gz

ふたつのアプリケーションが同梱されています。

- gpsshogi : コマンドラインの将棋プログラム
- gpsusi : USIプロトコル用の将棋プログラム

** OSL_HOME環境変数の設定 [#f64048bf]

ダウンロードしたデータファイル(gpsshogi-data_<日付>.tar.gz)を適当なディレクトリに展開します。そのディレクトリを、OSL_HOME環境変数の値として設定します。

*** Linux場合 [#d77d55ec]

 $ mkdir /usr/local/share/osl
 $ export OSL_HOME=/usr/local/share/osl
 $ cd $OSL_HOME
 $ tar xzvf gpsshogi-data_*.tar.gz 

*** Windowsの場合 [#j2d79985]

コントロールパネルから、環境変数を設定します。

参考:http://www.noblab.jp/technotes/env_win/setting.html


** gpsshogiの使い方 [#w6dd82e4]

コマンドラインの将棋プログラムで、標準入出力をとおして、CSA形式の対戦をすることができます。xshogiにも対応しています。

CSA形式の対戦では対戦サーバが便利です。通信の制御は同梱されいるPerlスクリプト(./network_x1.pl)で書かれています。起動オプションをまとめたシェルスクリプト(connect-wdoor.sh)があるので、ユーザはそれを起動するとよいでしょう。

対戦サーバへの接続では、アプリケーションを識別するためにID/PWが必要です。それを適当なものに変えてお使いください。connect-wdoor.sh内のSHOGIUSERとSHOGIPASSがそれです。

 $ editor ./connect-wdoor.sh
 $ ./connect-wdoor.sh

xshogiを使う場合

 $ xshogi -fsp ./gpsshogi 

** gpsusiの使い方 [#g31a74f8]

コマンドラインの将棋プログラムで、標準入出力をとおして、USIプロトコルを利用した対戦や検討が可能です。

たとえば、[[将棋所:http://www.geocities.jp/shogidokoro/index.html]]のエンジンとして利用できます。Linux上では、Monoを使用してShogidokoro.exeを実行します。「対局」メニューから「エンジン管理...」を選び、gpsusiを登録します(*.exeでフィルタされるためダイアログにファイルが表示されません。ディレクトリを開き、"gpsusi"と入力してください)。

#ref(shogidokoro2_QVga.png)


環境によって、将棋所の画像表示がずれる現象がありました。LANG=Cで起動すると正しい位置になったので、日本語フォントまわりの設定に依存するかと思われます。

なお、2009年5月現在、将棋所でのキャッシュ量(使用メモリ量)の設定はできません。GPS将棋は、もともと、使用するメモリ量をきっちり制御できないという事情もあります。4コアで4GBくらいが目安かと思うのですが、はっきりしたことは分かりません。ご不便をおかけしますが、ご了承ください。


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