* バイナリ版の使い方 [#l163fc22] バイナリは環境ごとに用意されているので、適切なものを[[ダウンロード]]してください。 以下の二つのアプリケーションと、そのためのデータが同梱されています。 - gpsshogi : コマンドラインの将棋プログラム - gpsusi : USIプロトコル用の将棋プログラム ** 利用準備 [#y8396ba0] ***インストーラを使った場合 (Windows) [#x23f6946] インストーラに、インストール先のディレクトリを指示します。 自動的に必要な環境変数を設定しますので、それ以上の操作は不要です ***インストーラを使わなかった場合 (Windows) [#y73993d2] ダウンロードした実行ファイル(gpsshogi-bin-....zip)とデータファイル(gpsshogi-data_<日付>.zip等)を適当なディレクトリに展開します。 次に、コントロールパネルから、環境変数を設定します。 OSL_HOME という環境変数の値を展開したディレクトリの場所に設定してください。 -- 例:C:\hogeに展開すると、C:\hoge\data以下にデータファイルが置かれます。このとき、OSL_HOMEはC:\hogeとします。 -- 参考:http://www.noblab.jp/technotes/env_win/setting.html ***Linux [#d77d55ec] 展開して環境変数を設定します。 例: $ mkdir /usr/local/share/osl $ export OSL_HOME=/usr/local/share/osl $ cd $OSL_HOME $ tar xzvf gpsshogi-data_*.tar.gz ** gpsusiの使い方 [#g31a74f8] コマンドラインの将棋プログラムで、標準入出力をとおして、USIプロトコルを利用した対戦や検討が可能です。 たとえば、[[将棋所:http://www.geocities.jp/shogidokoro/index.html]]のエンジンとして利用できます。「対局」メニューから「エンジン管理...」を選び、gpsusi.exeを登録します。 なお、2009年5月現在、将棋所でのキャッシュ量(使用メモリ量)の設定はできません。GPS将棋は、もともと、使用するメモリ量をきっちり制御できません。4コアで4GBくらいが目安かと思うのですが、はっきりしたことは分かりません。ご不便をおかけしますが、ご了承ください。 現時点では32bit環境用にコンパイルされたgpsusiでは2並列までに制限しています。これはメモリが溢れて対局が中断になってしまうことを防ぐためです。 #ref(shogidokoro2_QVga.png) *** linux 版gpsusiの場合 [#ucbebcca] Linux上では、Monoを使用してShogidokoro.exeを実行します。 環境によっては将棋所の画像表示がずれるようです。LANG=Cで起動すると改善する場合が報告されています。エンジン登録の際に、*.exeでフィルタされるためダイアログにファイルが表示されません。ディレクトリを開き、"gpsusi"と入力してください。 ** gpsshogiの使い方 [#w6dd82e4] コマンドラインの将棋プログラムです。コマンドラインから起動する場合は、gpsusiよりも多くのパラメータを制御することができます。CSAファイルを指定して探索させたり、標準入出力を通してCSA形式の対戦をすることができます。詳しくはhelpをご覧ください。 $ ./gpsshogi --help xshogiにも対応しています。 *** xshogiを使う場合 (linux) [#r4334cb9] $ xshogi -fsp ./gpsshogi *** 対戦サーバとの接続 [#b188cfce] 通信の制御は同梱されいるPerlスクリプト(./network_x1.pl)で書かれています。起動オプションをまとめたシェルスクリプト(connect-wdoor.sh)があるので、ユーザはそれを起動するとよいでしょう。 対戦サーバへの接続では、アプリケーションを識別するためにID/PWを適当に設定する必要があります。connect-wdoor.sh内のSHOGIUSERとSHOGIPASSを編集してください。 $ ./connect-wdoor.sh