世界コンピュータ将棋選手権 第22回(2012年5月3-5日 電気通信大学)

決勝(5/5)

先手 - 後手結果棋譜戦型と会場でいただいたコメントなど
1回戦激指 - GPS将棋108手でGPS将棋の勝ち棋譜相穴熊。40手目△4二金では苦しい評価なので、▲2四歩の前に気づかないといけない。クラスタで読む時は序盤はもっと手広く読むべきか。△3九角の時点では苦しいことが分かりつつ他に案がなかったようである「素人のような攻め」
2回戦GPS将棋 - 習甦113手でGPS将棋の勝ち棋譜矢倉模様で23手目から▲2四歩△同歩▲同角△同銀▲同飛でほぼ互角と両者思っている不思議な序盤
3回戦Blunder - GPS将棋138手でGPS将棋の勝ち棋譜相掛かり。またまた不思議な序盤
4回戦GPS将棋 - YSS111手でGPS将棋の勝ち棋譜二次予選で負けたYSSと同じ手番で再戦。同じ矢倉ながら微妙に違う形で定跡を抜ける。銀桂交換を避けないのは相変わらず。
5回戦ツツカナ - GPS将棋130手でGPS将棋の勝ち棋譜次の対局も、二次予選で負けたツツカナと同じ手番で再戦。2手目8四歩により別の将棋に。96手目△7七成銀は乱暴で5七とが有力(5七とは実際に深く読んでいて、それを選べなかったのはクラスタの制御の問題なので直せそう)
6回戦GPS将棋 - Puella α226手でPuella αの勝ち棋譜矢倉。7五歩と玉側から仕掛けるのもなかなか直らない特徴の一つか。勝てば優勝だったが、正しい手を逃して負け。5四銀成の代わりに6四歩と打って入玉して勝つという構想を教えていただく。その判断を行うには何か新しい工夫が必要そう。
7回戦GPS将棋 - ponanza87手でGPS将棋の勝ち棋譜ponanza風?居飛車オープニング。勝ったほうが優勝となる重要な一局のはずが、序盤からいかにも無理そうな仕掛けで一時必敗形に(プログラムとしては4四角の後の8七香が、不十分な探索にもかかわらず探索延長をしないで指してしまった予定変更で問題。将棋としてはたぶん4四角が問題)。5一玉4一角の形は学習棋譜に出てこないと予想されて、双方の評価関数が狂った?

二次予選(5/4)

先手 - 後手結果棋譜戦型と会場でいただいたコメントなど
1回戦GPS将棋 - 技巧91手でGPS将棋の勝ち棋譜横歩。出来上がって間もないプログラムと伺いました。ちなみにGPS将棋の初参加時は一次予選敗退でした。
2回戦Blunder - GPS将棋96手でGPS将棋の勝ち棋譜相掛かり。65桂の前のあたりではGPS将棋不利の評価
3回戦GPS将棋 - YSS166手でYSS の勝ち棋譜矢倉。94手目△4六角を軽視?
4回戦Selene - GPS将棋114手でGPS将棋の勝ち棋譜矢倉。Seleneは一次予選を全勝で抜けられていて、GPS将棋のソースコードを読んでくださっているそうです
5回戦Puella α - GPS将棋180手でGPS将棋の勝ち棋譜矢倉。後手から△9五歩▲同歩△同香▲同香△同角と仕掛けて自信があるようなのだが、はたして
6回戦激指 - GPS将棋176手でGPS将棋の勝ち棋譜対角交換振り飛車。1四歩からの端の逆襲は(暴発かと心配したが)実は良い手
7回戦GPS将棋 - 習甦181手でGPS将棋の勝ち棋譜矢倉。47手目▲4六歩と仕掛ける前に端を受けるべき
8回戦GPS将棋 - ponanza137手でGPS将棋の勝ち棋譜ponanza風居飛車オープニング。序盤で角を使って歩得する展開
9回戦ツツカナ - GPS将棋99手でツツカナの勝ち棋譜一手損角替り。floodgateでgps_lの苦手な展開は、本番のハードウェアでも凌げず。5七角では4七角か

使用マシン

788台Intel Core i5 2.5GHz 4core 4GB Mac OS X 10.7
1台X5690 @ 3.47GHz 12 core 24GB Debian
1台X5570 @ 2.93GHz 8 core 16GB Debian
1台W3680 @ 3.33GHz 6 core 24GB Debian
1台X5470 @ 3.33GHz 8 core 8GB Debian
1台X5365 @ 3.00GHz 8 core 16GB Debian
1台Phenom II X6 1090T 3.20GHz 6core 8GB Debian
3台Opteron 2376 2.3GHz 8core 8GB Debian
合計 797台

./端末室写真



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