バイナリは環境ごとに用意されているので、お好きなものを入手します。同じ種類のものが同梱されています。
gpsshogi-bin-<SMP対応か否か>-<OS>-<ARCH>.tar.gz
ふたつのアプリケーションが同梱されています。
ダウンロードしたデータファイル(gpsshogi-data_<日付>.tar.gz)を適当なディレクトリに展開します。そのディレクトリを、OSL_HOME環境変数の値として設定します。
$ mkdir /usr/local/share/osl $ export OSL_HOME=/usr/local/share/osl $ cd $OSL_HOME $ tar xzvf gpsshogi-data_*.tar.gz
コマンドラインの将棋プログラムで、標準入出力をとおして、USIプロトコルを利用した対戦や検討が可能です。
たとえば、将棋所のエンジンとして利用できます。「対局」メニューから「エンジン管理...」を選び、gpsusi.exeを登録します。
なお、2009年5月現在、将棋所でのキャッシュ量(使用メモリ量)の設定はできません。GPS将棋は、もともと、使用するメモリ量をきっちり制御できません。4コアで4GBくらいが目安かと思うのですが、はっきりしたことは分かりません。ご不便をおかけしますが、ご了承ください。
現時点では32bit環境では2並列までに制限しています。これはメモリが溢れて対局が中断になってしまうことを防ぐためです。
Linux上では、Monoを使用してShogidokoro.exeを実行します。 環境によっては将棋所の画像表示がずれるようです。LANG=Cで起動すると改善する場合が報告されています。エンジン登録の際に、*.exeでフィルタされるためダイアログにファイルが表示されません。ディレクトリを開き、"gpsusi"と入力してください。
コマンドラインの将棋プログラムです。コマンドラインから起動する場合は、gpsusiよりも多くのパラメータを制御することができます。CSAファイルを指定して探索させたり、標準入出力を通してCSA形式の対戦をすることができます。詳しくはhelpをご覧ください。
$ ./gpsshogi --help
xshogiにも対応しています。
$ xshogi -fsp ./gpsshogi
通信の制御は同梱されいるPerlスクリプト(./network_x1.pl)で書かれています。起動オプションをまとめたシェルスクリプト(connect-wdoor.sh)があるので、ユーザはそれを起動するとよいでしょう。
対戦サーバへの接続では、アプリケーションを識別するためにID/PWを適当に設定する必要があります。connect-wdoor.sh内のSHOGIUSERとSHOGIPASSを編集してください。
$ ./connect-wdoor.sh