2009-05-05 第19回世界コンピュータ将棋選手権で優勝いたしました.
GPS将棋は、東京大学大学院総合文化研究科の教員・学生が開催しているゲームプログラミングセミナー(Game Programming Seminar = GPS)のメンバーによって開発されている将棋ソフトです。その動機の第一はゲームプログラミングの研究ですが、強い将棋ソフト開発の実践としてもとらえています。ここでいう将棋ソフトとはコンピュータ自身が指し手を考えるもので、コンピュータ対コンピュータや人間対コンピュータの対戦が主な目的になります。人間同士がコンピュータ上で将棋を楽しむためのソフトは意図していません(そのように利用することは不可能ではありませんが)。
Open Source / Free Softwareとしてソースやバイナリを公開していますので、実行や改変・配布など、手軽にご利用いただけます。開発言語はC++がメインですが、Perlなども使用されています。実行環境は、MacOSXやFreeBSD・Linux (それぞれ32/64 bitsともに)が想定されています。実際、第17回世界コンピュータ選手権には64bitsのMacOSXで出場しました。残念ながら、Windowsにはポーティングされていません。
GPS将棋のソースは、ふたつの部分から構成されています。ライブラリとしてご利用しやすいように、ライセンスに差を設けています。