バイナリは環境ごとに用意されているので、お好きなものを入手します。同じ種類のものが同梱されています。
gpsshogi-bin-<SMP対応か否か>-<OS>-<ARCH>.tar.gz
ふたつのアプリケーションが同梱されています。
ダウンロードしたデータファイル(gpsshogi-data_<日付>.tar.gz)を適当なディレクトリに展開します。そのディレクトリを、OSL_HOME環境変数の値として設定します。
$ mkdir /usr/local/share/osl $ export OSL_HOME=/usr/local/share/osl $ cd $OSL_HOME $ tar xzvf gpsshogi-data_*.tar.gz
コントロールパネルから、環境変数を設定します。
参考:http://www.noblab.jp/technotes/env_win/setting.html
コマンドラインの将棋プログラムで、標準入出力をとおして、CSA形式の対戦をすることができます。xshogiにも対応しています。
CSA形式の対戦では対戦サーバが便利です。通信の制御は同梱されいるPerlスクリプト(./network_x1.pl)で書かれています。起動オプションをまとめたシェルスクリプト(connect-wdoor.sh)があるので、ユーザはそれを起動するとよいでしょう。
対戦サーバへの接続では、アプリケーションを識別するためにID/PWが必要です。それを適当なものに変えてお使いください。connect-wdoor.sh内のSHOGIUSERとSHOGIPASSがそれです。
$ editor ./connect-wdoor.sh $ ./connect-wdoor.sh
xshogiを使う場合
$ xshogi -fsp ./gpsshogi
コマンドラインの将棋プログラムで、標準入出力をとおして、USIプロトコルを利用した対戦や検討が可能です。
たとえば、将棋所のエンジンとして利用できます。「対局」メニューから「エンジン管理...」を選び、gpsusi.exeを登録します。
なお、2009年5月現在、将棋所でのキャッシュ量(使用メモリ量)の設定はできません。GPS将棋は、もともと、使用するメモリ量をきっちり制御できないという事情もあります。4コアで4GBくらいが目安かと思うのですが、はっきりしたことは分かりません。ご不便をおかけしますが、ご了承ください。
Linux上では、Monoを使用してShogidokoro.exeを実行します。 環境によって、将棋所の画像表示がずれる現象がありました。LANG=Cで起動すると正しい位置になったので、日本語フォントまわりの設定に依存するかと思われます。エンジン登録の際、*.exeでフィルタされるためダイアログにファイルが表示されません。ディレクトリを開き、"gpsusi"と入力してください。